音旅

JAZZ とSAXの日々のつぶやき

ホリーズ


3月18日でお店を閉められます。
入っているビルの取り壊しで立ち退きを迫られて
止むなく閉店となったと聞きました。
随分とお世話になったお店です。
17、8年出ておりましたので 思い出がいっぱいです。
違うところでしないのですか?と尋ねると
お店として
ミュージシャンがお客さんと対峙して
ミュージシャンが育つて行くお店ならしたいが
その日よければいいようなお店はしたくないという答えが
返ってきました。


ミュージシャンを育てるのは大変です
最初は誰も知らないので お客さんが 誰ひとり来ないことが当たり前です。
それを辛抱して辛抱して
ミュージシャンもお店も頑張るわけです。
ミュージシャンは最初は下手くそなんでお客さんが入らないのは仕方ないのですが
それを切磋琢磨して音を磨いて フレーズを磨いていくわけです。
それで一人 二人と増えていくお客さんを大事にしていくわけです。


下手なミュージシャンのところにはお客さんは行かないです。
どうせお金を使うなら夢見させてくれるミュージシャンのところに行きたいもんです。
それは無理のないことです
ミュージシャンは これまた精進して そんなミュージシャンにならないといけないわけです。
そういった場が神戸には昔 たくさんありました。
今は 楽しいセッションの場が増え ライブハウスは姿を消しつつあります。
僕らの音楽が魅力がなかったせいでもあります。
僕らがジャズと称してjazzになりきれなかった事も理由としてあると思われます。
これは
もう伏してお詫びするしかありませんが
もう一度 神戸にジャズの灯が煌々と点る街にしたいもんです。
また その日が来るまで続けて行かなければならないと思います。
若い世代が育って来るまでは し続けないといけないと思います。
お店を経営される若い世代も神戸には育っていないのです。
jazz屋をしようなんて思う若い世代がいないのも残念な事です。
儲からないのでしょうね ジャズでは、、、
待っている人もいると思うのです。
いい音楽 いいジャズ いいお酒を
それが出来ればいいと思うのですが、、、、
いろんなお店がありますが僕はホリーズで育ててもらったようなもんです。
感謝しております。
長い間お疲れ様でした。
ラスト3月16日のライブはいつもどおり頑張りたいと思います。