音旅

JAZZ とSAXの日々のつぶやき

リード

サックスはリードという葦製のものを震わせて音を出します。


同じメーカーの同じ硬さのリードでも

カットの仕方が違うとそれだけで音が変わります。

カットの仕方でなり方が変わってしまいます。




良くなるリードは怖く

ならないリードは彷徨います。


良くなるリードはただ息を通すだけなのですが

時々興奮して音が荒れて困ってしまいます。

息の中の音を目指しているのですが

実音が占める割合が大きすぎて表現できる事が少なくなってしまいます。

でも 楽なんですね、吹くのが、


逆に鳴らないリード

これも息を通すだけなのですが

ならないので鳴らそうとして力んでしまい

音が荒れてしまいます。

鳴らそうとせず息を通すだけと諦めて吹くと

自分でもびっくりするほどの

音が出る時があります。

でも こちらのリードは神経を使うので疲れてしまいます。


いつも

この狭間で揺れていて

練習時間のほとんどを費やしてしまいます。

今も

この迷路に入っています。



でも

いつも答えは同じで

同じリードを使うのです。


いい音の定義を自分の中で

煮詰めている様なもんです


楽に吹くか

身を削りながら吹くか