音旅

JAZZ とSAXの日々のつぶやき

出会い


19歳の時 カセットテープと ギターを持って
東京の音楽事務所を回ったことがありました。
「何しに来たの?」
「何が言って欲しいの?」
「君自身に才能がないよ!」と
散々なことを言われて 凹んで 赤坂で味のわからない高いコーヒを
飲んだことを思い出します。
このままではあきらめがつかないと
あと一社だけ回ろうと決めて行ったところが北島音楽事務所でした。
当時の北島音楽事務所は演歌だけではなく ロック ポップスと有名実力者が
たくさんいらっしゃったので 最後にボロカス言われて神戸に帰ろうと決めてドアを開けたら 拍子抜けするくらい 優しい対応を受けました。
対応にあたってくださったのが もんた&ブラザースの音源を制作しておられた石川さんという方でした。
優しい方でしたが 僕が渡した音源は最後まで聞いてはいただけなかったのを思い出します。ひどいレベルだったんだと思います。苦笑
いい所が全くない僕に優しく接して下さり とりあえず神戸に帰ってゆっくりやり取りしようと言ってくださいました。遠まわしに諦めなさいと言われてたのかもしれませんがその言葉で、消えかけてた気持ちがまた やろう!という気持ちになったのを覚えております。
その言葉で 今でも音楽を続けているように思えます。


音楽を続けていいのか?と自問自答する毎日ですが
少しは自分を許せるようになっては来ています。
二年前にジョンレノンを冠するコンテストで ジャズカテゴリーでグランプリを
いただき 今 ソングライティングコンテストでファイナリイストになり少しだけ
自信を持っていいのかな?と思えるようになりました。


出会い
あの日に石川さんとでであってなかったら きっと別の人生を送っていたと思います。
大事ですね 出会いは


もうちょっとがんばろ!