音旅

JAZZ とSAXの日々のつぶやき

相反するもの

僕はもう長い年月、サックスを吹いています。

いい音、甘い音、優しい音、

自分の中にあるイメージの音を吹きたいと

一生懸命吹いていましたが、

この一生懸命というのが

どうも間違っていた様な、違う方向だったような気がします。

なんでも、

一生懸命に吹こうとすると力がはいってしまいます。

咥えている口にも力が入り、固くなり

自分のイメージする音とは遠く隔たった音になってしまいます。

又吹く楽器なんで、鳴らそうとします。

鳴らそうとすると肩に力が入り口元が力み

硬くなり、思っている優しい音は出なくなります。


いい音を出すには

たくさんの息で

力を込めないで優しく咥えて

その息の通りを邪魔せず

通してやることなんですね



たくさんの息を出すという

ここ一点をとってみても

相反する事が起きてしまいます。

息を出さなければと

力んでしまうのです。


間違ったというか

ポイントがズレた力みをしてしまうのです。


ここを初めからわかっていれば

もっと早く上達できたかも?と

最近よく思うのです。


まあ

失敗ばかりしてきたから

わかったのかもしれませんが、😭


これからサックスをされる方に

御忠告致します。

サックスは

鳴らなくていいので

息を入れる練習をなさってください。

それが一番の基礎だと思います。