音旅

JAZZ とSAXの日々のつぶやき

翳りゆく部屋

44年聴いています。

ユーミンの曲です。

中二の時、友達の家に遊びに行った時

初めて聞いた曲です。

それ以後 レコードが擦り切れるまで聴いていたのを思い出します。

今はスマホで同じ町で聴いています。

あの頃は夢見始めた頃で今は夢の終盤

同じ町で同じ曲を時を隔てて聴いているという事に妙に感慨深いものがあり込み上げるものがあります。

あの頃は 親父も母さんも生きていて

あいつも

あいつも

生きていて

あの頃は今がこんな風になるなんて夢にも思っていなかったし、先は明るいものと決めつけていて 疑う事などなかったなあと 思い出します。


音楽は44年前の匂いまで蘇ります。


僕も音楽を出す側に僭越ながら立っていますが

そのような曲がかけるかなあという思いが

胸を締め付けます。


あの中二の時にユーミンの曲と出会ってなかったら音楽をしていなかったかもしれません。


なあ

これで良かったんやろ?

この道であってたんやろ?

まだ 歩いて行っていいんやろ?