音旅

JAZZ とSAXの日々のつぶやき

猥雑

ジャズ屋さんは

猥雑な街の外れにポツンとあるところが多いです。

賑わいを遠くに見て

ひっそりこっそりと

存在してて 生きて行くために必要な

勇気をもらえる所がジャズ屋さんです。


一人でぷらっと入って

誰にも気を遣わず 気を遣わせず

聴きたい音楽を聴きたいだけそこにいる。


僕ら演者から見たら

そう見えます。


視線を宙に漂わせている人

俯いたままの人


自由で気ままな雰囲気が

僕は特に好きです。


その人その人に寄り添い方があり

音楽との関わり方があります。


自由度が高い音楽

自由度が高いお店がジャズ屋さんです


離宮道

空が海で

海が空のように

見える道

海に向かって山から滑って降りるような

高低差で

1番高い所から見ると

空の中に船が浮かんでいるように見える時が

あります。

天気の良い日は

好んでその道を通ります。


ユーミンの曲で

ソーダ水の中を貨物船が通る

いった詩がありました。

どうやって通るんやろ?と

ずいぶん考えたものでした。


離宮道


ユーミンの歌詞が少し理解できる道です。


螺旋階段

サックスはリードと言うものを振動させて音を出すのですが、

そのリードの選定がかなり難しいのです。

前もっていいリードを用意しているのですが

ライブ場に行くと、普段の力より余分に出てしまう事があります。

それによって鳴りすぎたり

音が荒れたり 予想していた事とは違う事が起きます。


練習と本番と変わらないようにといつも練習しているのですが

気持ちは螺旋階段の如く うわずったり沈んだりします。

難儀な話です。


いつになればコントロールできるのか?


できる日がくるのか?


悩み深い日々でございます。